売れる割引券とは、捨てられない割引券とは何か。使用率を上げて売上げアップを図るクーポン活用術。
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必ず捨てられる割引券割引券とは捨てられるものです。使う為にとっておいてくれると考えるのは大きな間違いです。保存してくれる為には保存するだけの動機と必然性が必要です。必ずもう一度使うものだから、絶対に使いたいから、とっておいて損はないだろうから…と感じなければ、確実にゴミ箱に直行します。捨てられる理由として簡単に推測出来る事は ●使いたいと思えない。 等でしょう。消去法でひとつひとつ可能な事からマイナス要因を排除していく必要があります。恥ずかしい理由には金額的なもの、見栄えもあります。持っていても折れ曲がって汚れて汚くなったチケットを差し出すのは勇気がいるはずです。使う事が恥ずかしい。使う為に保存しておいた事が恥ずかしい。低金額ならなおさらです。せっかくの企画が台無しにならない為にも、顧客にそう思われないように知恵を絞りましょう。 判断は一瞬で決まるクーポン券等を受け取った場合、人は瞬時に必要か不要かを判断します。それは1秒、2秒の事です。逆に言えばその短い瞬間で訴える必要があります。チラシであってもはがきであっても全て同じメカニズムが働きます。持っておくか…と判断して最初に考えるのは、どこに置くかでしょう。はがきや大きなDMなどはこの点不利です。じゃまになるからです。一番しまうのに最適な場所と言えば財布の中につきます。お釣りなどと一緒にレジで受け取る事が多い為に財布の中に入れられる公算が一番大きく、使う場合の事を考えれば渡す側にとっても財布の中にしまってもらわなければ、意味がありません。 街頭で手渡しのクーポン券などを配布する場合にはこの事が大きな障害になります。お釣りを受け取る場合と違い、手にしたクーポン券を財布にしまう必然性がないからです。その必然性を作ってやらない限り、受け取ったクーポンを捨てないで保存する確率は殆ど期待は出来ません。 他に財布の中にあるものとして、紙幣と同時に診察券やクレジットカードの類があります。レシートもあります。ここで、この財布の中で場所取りが始まる事になります。見栄えの悪い、或いは形の不揃いの値打ちの少ない券や欠損した券は淘汰されます。ここで競走に勝ち抜くには財布の中に同化しながら、美しさを保ったまま存在を主張する必要があります。 財布の中に入れてこその価値上記の理由により最初の目的は、まず財布や定期入れ、カード入れの中にしまってもらう事から始まります。ここに入れてもらえなければ、割引券としての値打ちは全くないと言っても過言ではありません。したがって割引券は財布の中に入るサイズが一番良い事が分かります。都合の良いサイズはクレジットカードサイズです。或いはお札と一緒に置いてじゃまにならないサイズが最も好ましい事がわかります。あれもこれも情報を詰め込んで入れたいからサイズを少しでも大きくすると考えるのは大きな誤りです。判断に殆ど一瞬しか時間を要しないものに分かりにくいものは逆効果。一瞬で使用目的が分かるようにするべきでしょう。 捨てられない割引券とは、まずは財布に入れてもらえるものです。そして、財布の中に入れてもらうには財布を開いている時が最大のチャンスになります。この機会を逃すとわざわざ財布を出して入れてもらう可能性はかなり低くなり、捨てられる可能性が高くなります。 |